2020.02.12マンション管理組合
管理組合で備えたい防災対策

災害大国と言われる日本。大規模な地震や台風、大雨などの災害に見舞われる可能性は決して低いとは言えないでしょう。もしマンションにお住まいなのであれば、居住者同士で協力し合う姿勢が必要です。そこで今回は、管理組合が行っておくべき防災対策について考えていきたいと思います。

1.防災マニュアルを作成する

少しでも被害を軽減させるためには、あらかじめ災害時の行動指針や運用ルールを型化しておくことが重要です。管理組合は、被災時に居住者がどのような行動をとればよいか、役員陣がどう動いたらよいかそれぞれマニュアルを用意しておくとよいでしょう。

2.居住者名簿を用意する

被災してしまった際、安否確認のために欠かせないのが居住者名簿となります。入居時に居住者の氏名や緊急連絡先を提出するマンションがほとんどだと思いますが、情報が古いといざというとき役に立たなくなってしまいますので、定期的に更新する必要があります。だたし、居住者名簿は個人情報となりますので、取り扱いには注意が必要です。

3.防災設備を定期的に点検する

消化器やスプリンクラー、火災報知器などの防災設備がいざというときに作動しない、となっては困りますよね。そんなことにならないよう、定期的に不具合が起きてないか点検しておく必要があります。

3.防災用品・備蓄品を準備する

災害対策として、管理組合でも防災備蓄品を備えておきましょう。食料や水などは買い替えが必要なため、基本的には居住者自身で揃えてもらう物とし、担架や拡声器など各家庭で揃えるのが難しいものを管理組合側で用意しておくのがベターです。

4.まとめ

大規模災害の場合は、自分たちだけでなく公的機関や管理会社も被災者になる可能性があるため、「誰かがなんとかしてくれるだろう」といった他力本願な考えは大変危険です。

もしものときのために防災マニュアルや居住者名簿、備蓄品を用意しておくほか、定期的に定期的に防災設備を点検し災害に備えておきましょう。