2020.04.23足場組立工事
足場組立工事の種類

住宅やマンション、ビルなど様々なシーンで外壁を囲うように足場が組み上げられています。

足場工事とは、一般的にマンションやビルなどの外壁や屋根などの高い箇所を作業するのに仮設の足場を設置する工事のことです。

足場を設置することで高所での作業が可能になり、落下物を防ぐ為に足場の外側をメッシュシートで覆います。

1.足場の種類

くさび足場(ビケ)、わく組足場、単管ブラケット足場、単管足場、脚立足場など、それぞれにメリット・デメリットがありますが、主に住宅での工事などは、くさび足場(ビケ)、マンションの大規模修繕などには、わく組足場が使われることが多いです。
設置する足場は工事会社が指定してくれますので安心です。

2.足場を組み立てる時の騒音は?

足場は金属なので組み立てる時などは特に響いてしまいます。
特に連結部分をハンマーで叩く必要があるものもあり、どうしても音がしてしまいますが、現在では回数をなるべく少なくした足場も出ています。
窓を閉めた室内からでおよそ80〜90db(デシベル)ほどの大きさとなり、室内騒音として非常にうるさい75db(デシベル)を超えた大きな騒音だと言えます。

工事会社と連携をして事前に工事案内に記載したり、場合によっては挨拶周りなどをしておく必要があります。

3.落下防止の対策は?

足場工事で怖いのは落下物です。作業で使用している工具や道具などが、ちょっとしたミスで落ちてしまうかもしれません。さらには重量のある機材や工事の素材など、とても危険です。

そこで落下防止ネットを設置します。この落下防止ネットの設置については、中央労働災害防止協会安全衛生情報センター『墜落による危険を防止するためのネットの構造等の安全基準に関する技術上の指針』に記載があります。

https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-7/hor1-7-8-1-0.htm

落下防止ネットを設置する際、落下高・ネットの垂れ・ネット下部の空間・吊りロープや緑ロープの太さ・支持点数を確認し、安全に努めなければなりません。

4.まとめ

足場組立には用途に応じてその種類があります。
騒音の出る設置工事の為、近隣の住民やマンション内への告知が必要です。
落下防止にはしっかりと実施する必要があります。
これらのポイントをおさえて工事会社と打ち合わせをしてみましょう。