2020.02.25消防設備工事
設置している消化器が古そう……

普段何気なく目にしている消化器ですが、よく見ると傷がついていたり錆びていたり……なんてことはありませんか? 日常的に使用するものではないものの、いざというときに役に立たなくては困ってしまいますよね。そこで今回は、消化器を含むマンションの消防設備について考えていきたいと思います。

1.マンションの消防設備点検とは

消化器やスプリンクラー設備、自動火災報知設備などの消防用設備は、万が一のときに正常に動作するかを確認するため、年に2回点検を行うことが消防法で定められています。また、分譲マンションなどの集合住宅の場合、3年ごとに点検結果を管轄の消防署まで報告しなくてはなりません。

2.消防設備点検の内容

消防設備点検ではマンションの共用部分と専有部分のどちらも点検することになります。具体的には、消化器や消火栓、非常ベルなどの状態をチェックするほか、避難通路や避難ハッチの動作確認が実施されます。

「専有部分へ立ち入られるのが嫌」、「点検の日に予定を入れたい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、万が一のときに他の居住者へ迷惑をかけないためにも必ず点検には立ち会うようにしましょう。

3.まとめ

消化器などの消防用設備は、年に2回点検を行うことが消防法で定められており、点検時は共用部分だけでなく居室内への立ち入りも実施されます。もし点検に立ち会えないとなると、感知器などの不具合に気づくことができず、火災が広がる可能性も否めません。万が一に備えかならず点検を受けるようにしてください。