2020.02.25マンション修繕工事
修繕積立金はどうして必要なのか

分譲マンションを購入すると、管理費のほかに修繕積立金を支払う必要があります。ですが、それぞれがなんの目的で使われるのか、違いがよくわからないという方もいると思います。そこで今回は、管理費と修繕積立金について調べてみました。

1.管理費とは

管理費とは、共用部分の設備メンテナンスや維持費用として使われるもので、日々の暮らしを快適にするための必要経費とも言えるでしょう。具体的にはロビーや廊下など共用部分の電気代、消防設備や非常灯などの点検費用、マンションの損害保険、組合運営費や管理委託料などに使用されます。

2.修繕積立金とは

修繕積立金とは、マンションの修繕や設備リニューアルが発生した際に使用する費用、いわゆる“大規模修繕”とよばれる工事の際などに使われます。具体的には外壁補修や排水管の取替工事、エレベーターやインターホンなど共用部分の設備リニューアルなどに使われます。

経年劣化は避けられないものですが、少しでも進行を止めるため長期修繕計画に則り適切なメンテナンスを行っていけば、マンションの寿命を伸ばすことができます。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか? マンションの管理費は日々の暮らしを快適にするための費用、一方で修繕積立金は十数年に一度、大きな修繕工事をする際に使う貯金のようなものであることが分かりました。

可能であればそれぞれの費用内訳を確認するほか、長期修繕計画の内容もチェックし適切な修繕積立金が徴収されているのか確認しても良いかもしれません。